陸前高田ミーティング(つくる編):2014年10月24日(金)〜26日(日)、参加者募集のお知らせ!

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陸前高田AIR2014:自然と人とが出会う箱根山テラスに泊まる2泊3日のプログラム
アーティスト・イン・レジデンスや、地域と関わるアートプロジェクト等に関わる実践者、将来の仕事として目指す学生のための

岩手県・陸前高田ミーティング(つくる編)


わたしたちは、昨年2013年より、未来をつくる新たな活動にとりくみはじめました。アート、建築、デザインの視点から、わたくしたち自身が過去と現在をつなぎ、未来を描くための場を、ここ、陸前高田に育てていきたいと考えています。
このたび開催する「陸前高田ミーティング」は、「つくること」・「考える」ことをテーマに、陸前高田、東北に暮らす人々を中心に講師になっていただき、アートと生活の切り離せない関係性について見つけ、これからの実践につなげていく試みです。つくる人、考える人、発信する人、そして、生活するすべての人々に開かれた3日間のプログラムを行ないます。この秋、豊かな海、山、人々が待つ、陸前高田市でお会いしましょう。みなさまのご参加をお待ちしています。


陸前高田ミーティング「つくる編」コーディネーター・豊嶋秀樹さんからのメッセージ

「つくること」をテーマに、アーティスト・イン・レジデンス等の事業に携わる人向けのワークショップを陸前高田で行なうことになりました。このプログラムのコーディネートを担当することになり、初めて陸前高田へリサーチのために訪れました。このリサーチのための作業そのものが僕にとってはアーティスト・イン・レジデンスの様に感じました。今回組み立てたプログラムが、僕にとっての成果物です。みなさんと共有し「つくること」を軸に時間を過ごしたいと思います。
このプログラムでは、陸前高田に住む11の個人や団体のみなさんに講師になっていただきます。それぞれは直接的に活動をともにされている訳ではありません。まったく別種の仕事や活動をされている人々を巡り、それぞれの暮らしの中で行なわれている「つくること」を体験させてもらおうと思います。講師になっていただく皆さんのうちほとんどが、震災により何かつくることを始めたり、余儀なくされたりしました。身の回りから命や物が消え、自分自身も失われそうなときに、じっとしていられない、何かつくらなければいられなかったという衝動があったといいます。「つくること」で救われて来たのかもしれません。そして、「つくること」で前へ向かっているのだと感じました。多くの方が震災前後で、大きく何かが変わりました。日々のつくりかたが変わったのかもしれません。
人の創造力は、芸術やデザインの中だけに存在する物ではありません。陸前高田での普段の生活で、全く何もない中からはじまった「つくること」から学ぶことは多いはずです。今回のプログラムは、アート・イン・レジデンスに不可欠なアートと生活の間にある原初的な「何か」をここで見つけてみる試みです。
プログラムは、ツアー形式の「つくること」を体験するほか、日沼禎子氏による、より実践的なアーティスト・イン・レジデンスのつくりかた講座やディスカッション、参加者同士の懇親会なども含む、2泊3日の合宿形式で開催されます。ぜひ、みなさんで楽しく過ごし、充実した3日間にしたいと思います。

【期間】
2014年10月24日(金)〜26日(日)

【プログラムコーディネーター】
豊嶋秀樹(gm projects)

【陸前高田の講師のみなさん】
大隅仮設住宅のみなさん(高田音頭)
長谷川順一(長谷川建設代表)
まっと(陸前高田市出身ミュージシャン)
陸前高田市・清水JV担当者
阿部和明(鶴亀食堂)
佐藤貞一(佐藤たね屋)
柳下咲子、佐藤フツノ、菅野和子(手芸)
佐藤直志(木挽き)
武蔵裕子(チャオチャオ陸前高田:伝承館語り部)

【アーティスト・イン・レジデンス講師】
日沼禎子(陸前高田AIRプログラムディレクター・女子美術大学准教授)

【参加者募集について】
◎  講座参加費(3日間): 38,000円(学生33,000円)
参加費、宿泊費、滞在中の食事代込み。当日現金での集金になります。また、一ノ関までの交通費、交流会で飲むドリンク代は各自実費になります。
◎  定員:20名(参加者が10名に満たない場合はイベント中止いたします)
当宿泊施設はすべてツインルームになります。一名での参加の場合は、相部になりますのでご了承ください。
◎  交通:10月24日の午前11時30分より、JR一ノ関駅よりバスを運行致します。帰りは10月26日の午後3時30分に一ノ関駅解散になります。
◎  持ち物:筆記用具、カメラなど写真を撮影予定の方はカメラからパソコンへ写真を取り込むためのケーブル等、雨具、ハミガキセット、寝着。当日は動きやすい服装でお越し下さい。
◎  滞在場所:箱根山テラス(陸前高田市小友町1-232 TEL:0192-22-7088)
◎  申込み方法:参加ご希望の場合は、メールにて、参加者のお名前、電話番号、性別、もしお連れの方がいる場合はその名前もご記載の上、以下のアドレスまでお申し込みください。(申込み締め切り:10月15日)matsujun@natsu-mi.jp 担当:松山

【スケジュール】

■1日目:10月24日(金)

11:30   JR一ノ関駅東口改札前集合・出発、陸前高田へ
さあ、二泊三日の「陸前高田ミーティング(つくる編)」は、このバスに乗車したときから始まります。車中では、プログラムのオリエンテーションと参加者の自己紹介を行ないます。※昼食は事前に済ませるか、購入しバスの中で各自取って下さい。S

13:00    陸前高田市到着、みんなの家を訪ねる
バスは、まずはじめに陸前高田復興のための交流の場「みんなの家」を訪れます。管理人の菅原みき子さんに震災後のボランティア活動、交流などについてのお話をうかがいます。

14:00 箱根山テラスへチェックイン
三日間の拠点となる箱根山テラスに到着します。完成したばかりの施設もグルッと見学しましょう。

14:45 はじめのごあいさつ
箱根山テラス代表の長谷川順一さんより、はじめのごあいさつ。ここ箱根山テラスの説明となつかしい未来創造株式会社の活動についてもお話いただきます。

15:15 祭りをつくる、高田音頭を踊る
大隈仮設住宅の方々に、陸前高田の盆踊りの定番曲「高田音頭」のを習い、一緒に踊ります。みんなで輪になって、体から陸前高田に入っていきましょう。
「高田良いとこ、一度はおいでぇ〜〜♪ヨィヨィ♪」

16:15 ティーブレイク
晴れていれば大きなテラスが気持ち良いです。

16:30 エネルギーとビジネスをつくる、長谷川順一さんの話
震災後の陸前高田でのエネルギーの地産地消や、地域経済の循環のモデルを発信する活動についてのお話です。復興後の自立した社会づくりを目指す現在進行形の仕事のスライドプレゼンテーションです。

17:45 アーティスト・イン・レジデンスをつくる、日沼禎子さんの授業
アーティスト・イン・レジデンス(AIR)とは何?を知るための概論的な講義です。世界の多様なAIRについて紹介します。

19:00 夕食と交流
箱根山テラスが提供する美味しくて体に優しい夕食です。食後は参加者同士でお話したり仲良くなりましょう。

20:30 歌をつくる、まっとさんのライブ
陸前高田でシンガーソングライター、ラジオパーソナリティーなど精力的に活動するまっとさんのライブです。箱根山テラスのバータイムも始まります。まっとさんの歌を聴きながら一杯どうぞ。

■2日目:10月25日(土)

07:30  朝食と出発準備

09:00  箱根山テラスを出発

09:20  風景をつくる、陸前高田市工事説明会
無数の重機が土砂をほりダンプカーが走り回る、街全体が工事中の陸前高田の風景はどのようにつくられていくのでしょうか。かつてないほどの大規模工事の計画や作業についての説明会と現場の見学会です。

11:00  未来商店街と気仙朝市へ
震災により店舗を失った方々を中心に、町の中心をつくりいきいきとした商店と地域の再生を目指している「未来商店街」を訪れます。正午まで開催している気仙朝市にもぎりぎり間に合う予定です。

11:30  鶴亀寿司、みんなでつくって食べる
未来商店街内にある鶴亀寿司の阿部和明さんにお話をうかがいながら、みんなでお寿司をつくって食べます。地元の新鮮なお魚のお寿司です。

14:00 種蒔きからつくる、佐藤貞一さんの話
失った店舗を瓦礫を利用し自力で再建したり、無理だと思いながら井戸を掘ったり、その日々綴り震災後独学で学んだ英語と中国語で出版する等、力強く命の種を蒔く佐藤貞一さんのお話です。佐藤たね屋を訪れてうかがいます。

15:30 手芸でつくるコミュニティ、長砂仮設住宅の柳下咲子さんと菅野和子さん、佐藤フツノさんのワークショップ
震災後始めたという手芸は、復興ボランティアにきた学生に教えてもらった、タオルでつくる「がんばるゾウ」。そこから火がついた手芸魂はオリジナルのマスコットなどにひろがり、限りなくつくられていきます。手芸をつうじたエネルギーは、創作活動ってなんだろうと揺さぶります。

17:00 箱根山テラスへもどり、夕食

19:00  アーティスト・イン・レジデンスをつくる、日沼禎子さんの授業その2
アーティストのさまざまな表現活動は私たちの生活にどうつながるの?を考えます。また、AIRの運営方法や実務についてもお話します。8時よりバーもオープンしますので、リラックスした雰囲気の中での質問などお話いただけます。

■3日目:10月26日(日)

07:30 朝食
朝食後、チェックアウトをすませてから集合となります。

09:30  住処をつくる、木挽き佐藤直志さんの話
木挽き(きこり)である80歳の佐藤直志さんの生き様は、「先祖になる」で映画にもなりました。長男、家を失った佐藤さんは仮設住宅を拒み、自分でもう一度家を再建することを決意しました。懸命に自分の居場所をつくる佐藤さんの力から学ぶことは多いはずです。

10:15  まとめ、アーティスト・イン・レジデンスにまつわるディスカッション
三日間で訪れた人々、見た風景、感じたこと。それらを振り返り、参加者の皆さんで意見を交わし共有したいと思います。アーティスト・イン・レジデンスに関わらず、つくることをつうじて生まれる何かについてディスカッションしたいと思います。

11:45 そして終わりに、武蔵裕子さんとチャオチャオ陸前高田
プログラムの最後は武蔵裕子さん(伝承館語り部)に導かれ、みんなで踊って終わりましょう。

12:00 さよならランチ 60分
さいごにみんなで「さよならランチ」。ビュッフェ形式でおいしいご飯をいただきます。

13:00 記録を共有してドキュメントをつくる
昼食後、出発までの時間でみなさんが撮影した写真や映像、メモ等をスタッフにお渡しください。コピーをとり参加者全員がシェアできるカタチにしたいと思います。今回のプログラムを複眼的に記録する試みです。

14:00  一ノ関へバス出発
お疲れさまでした。スタッフはここでお別れとなります。参加者の皆さんは15:30に一ノ関駅解散予定になります。